2014/01/07

Spec紹介[Paladin編]

Spec紹介第4回はPaladin編です。
今回紹介するPaladinに限らずですが、Specが変わると必要なSpecが全く違うものになるClassが多々あります。次期拡張パックWarlords of Draenorで一部Statsが削除される予定みたいですが、現在のMists of Pandariaでは以下のStatsが存在します。


Stamina
最大Health量に影響。
Strength
Melee Plate ClassのPrimary Stat。Damage量に影響。
Agility
Melee Mail/Leather ClassのPrimary Stat。Damage量に影響。
Intellect
Caster ClassのPrimary Stat。Damage/Heal量に影響。
Spirit
マナの回復量に影響。一部Classでは命中率にも影響。
Hit
命中率に影響。
Expertise
相手からParry/Dodgeされる確率を減らす。
Critical
Damage/Healがクリティカルする確率に影響。
Haste
攻撃やHeal、さらにEnergy等のResource回復の速度に影響。
Mastery
Class/Specによって効果が全く違う。Lv85から適用される。
Parry
攻撃を武器ではじいて無効化する確率に影響。
Dodge
攻撃を回避して無効化する確率に影響。

各Primary Statにはもう少し細かい恩恵もあるのですが割愛します。
レベリング中は適当で構いませんがClass/SpecによってStatsの優先順位も変わるので、Lv90になってRaidに行こうという段になったら自分のClass/Specの最適なStatsについて詳しく調べましょう。
ちなみに上記はPvEに関係するStatsです。PvPに関してはResilienceやPvP Powerといった専用Statsも知っておく必要があります。

 Paladinの3つのSpecはTank/Heal/DPSとバリエーション豊富なのでDruidと同様に最初に作るキャラとしてオススメです。以前はAlliance専用のClassでしたが、現在はHordeのBlood Elfと牛もPaladinになることができます。

不思議と新規プレーヤーでPaladinを選択する人が多い印象を受けますが私もNoob時代(今は超絶スーパープレーヤーですが^^)はRet Paladinで色々やらかしながらWoWのいろはを習得しました。InstanceでDodge付きのマントをNeedしてTankにキレ抜けされたり、Paladinは魔法攻撃が多いからIntellectを増やさねばとInt gearをドヤ顔で身に着けたり…
といってもPaladin自体は初心者御用達キャラなんてことはなく、うまいプレーヤーにはそのプレイヤースキルに存分に応えてくれるClassです。


 ■Protection
片手武器と盾でParty/Raidを守るTank Specです。
盾を持つTankはこのTankadinとProtection Warriorのみで、Blockのメカニズムを知っておかないと適切な盾役をできないことがあります。
Blockは35%の確率でダメージを30%低減する効果があり、Blockの確率はMasteryのStatsを積むと上がっていきます。このBlockは正面からの攻撃に対してのみ効果があり(ちなみにParryも同様)、背後から攻撃されるとBlockの恩恵が受けられないのでBossやAddに対して尻を向けるのはとても危険です。ちなみにGuardian Druidはどこから攻撃されても同じです。

以前はProt Pally/Warを語る時のキーワードになっていたCTC(Combat Table Coverage)というものがありました。CTCとは敵からの物理攻撃をTankが必ず回避するかBlockできるStatsを獲得した状態のことで、例えばボスの攻撃が5%miss+25%dodge+25%parry+45%blockされればTankはボスのMelee攻撃を”モロに”食らう可能性が0%になる、というものです(実際にはもう少しBlock%を稼ぐ必要がありましたが)。
Cataまではこの計算式が成り立っていましたが、現在のMoPでは計算が2回に分かれ、5%miss+25%dodge+25%parry+50%hitの計算がなされた後、45%block+55%hitの計算が改めてなされるため、同じStatsを積んでいてもMoPでは”モロに”食らう可能性があります。これによりMoPでCTCを達成するにはBlock率を100%にでもするしかなく、それはどうやっても達成できないためCTCという概念がなくなってしまいました。

それでもBlockの確率はDodgeやParryの確率よりも断然上げやすく、盾持ちTankのメリットは未だに大きいです。Tankadinを育成する際はDodgeやParryはあまり気にせずMasteryを積んでBlock確率を上げるように意識しましょう。
ただし現在のTankadinはそのMasteryよりもHasteがさらに重要になっているようで、攻撃速度を上げてガンガンHoly Powerを貯めてShield of the RighteousWord of Gloryに繋ぐのが常套手段のようです。
Shield of the Righteousは攻撃を加えつつ被ダメージを30%低減(この低減率もMasteryで増やせる)するSpellで、Word of Gloryは味方(基本は自分)をHealするSpellです。この辺りの使い分けもTankの腕の見せ所でしょうね。


■Holy
Healadinは得意分野がはっきりしたHealer Specです。
このHealerの特徴はなんといってもBeacon of Lightの存在でしょう。
Beacon of Lightは味方プレーヤー一人のみにかけられる非常に強力なBuffで、Holy Paladinが誰かをHealするたびにBeaconがついたプレーヤーもその何割かが回復されます。また、Beaconがついた本人にFlash of Light / Divine LightをかけるとHoly Powerが生成されます。
その特性上このSpellはPvEではTankにかけるのがセオリーで、ボスが2匹いてTankがそれぞれを受け持つ場合はTank AにBeaconをつけておいてHealadin自身はTank BをHealすれば両TankにHealをかけつづけられます。
あるいはボスは1匹だけどTank2人が交代しながら戦う場合は交代のたびにBeaconをつけかえながらHealすればその時のTankに厚いHealができます。

HealadinのHealは詠唱のあるSpellが主力のため、Heal自体は強力でもTankやDPSのHealthがドカンと減った後にHealを詠唱し始めても手遅れになることが往々にしてあります。
低レベル帯のBG(Battle Ground)にHealadinで参加したことがありましたが、低レベルプレーヤー同士のPvPはお互い2−3発くらったら死んでしまうような乱戦で、攻撃されている味方をHealしようと思っても詠唱中に死なれまくって頭を抱えたものです。
Holy PaladinでHealする場合は味方プレーヤー、特にTankが直後に食らうダメージを予測して、そのダメージの前に詠唱を始めちゃうクセをつけるといいでしょう。そういった意味でPvEではボスのメカニックを熟知したプレーヤーが扱うことでHealadinは真価を発揮することになるでしょう。

上記のような特徴はこのHealadinがTank Healに極めて特化していることを示しています。もちろんRaid Healも不足なく行えますが、このHealadinにTank Healをさせないのはちょっともったいない気がします。


■Retribution
2Handの武器を振り回すMelee DPS Specです。
RetはLv81でInquisitionを習得するまではいたって操作の簡単なDPSです。RetのRotationに慣れた頃にこのSpellを使えるようになるので、無理なく扱えるSpecだと思います。
InquisitionはHoly Powerを消費して自分に使うSelf Buffで、Holy Damage30%アップ、Critical Strike確率10%アップするという強力なものですが、費やしたHoly Power1つにつき20秒しか持続しないので、Inquisitionをいかに維持するかが高DPSを出すための鍵となります。
このSpellを使用するのは基本的にHoly Powerが3つある時にした方がいいでしょう。3つ使えば60秒持続するので更新を頻繁にしなくて済みますし「残り何秒だろう><」とちらちら残り時間を確認しないで済みます。時間が経つと効果が切れてしまう特性上、Retは戦闘の合間に一息つけるようなBoss戦ではせっかくInquisitionを使っても時間だけが過ぎてしまうことにやきもきすることになるでしょう。

残り時間の確認方法はプレイヤーごとにまちまちでしょうが、Buff / Debuffを管理するAddonは色々とありますし、Raidでは自分についたBuff / Debuffを把握できないと適切な対処ができないことも多いので、Inquisitionの残り時間管理をきっかけにBuff / Debuffの包括的な管理をこの際考えてみると良いかもしれません。

デフォルトでもBuff / Debuffは表示されますが、より分かりやすくするためにWoWでは様々なAddonがあります。
こちらのサイトで紹介されているWeakaurasとNeedToKnowInquisitionを含めたBuff /Debuff管理によく向いていると思います。ただしWeakaurasは現在使用できなくなっているのでWeakauras2(なんて安直な名前!)を使うことになります。
他にもBuff / Debuff管理用Addonはたくさんあるので自分に合ったものを探してみましょう!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

敬遠してきたパラディンですが、記事を参考に育成中です(allyですが)

匿名 さんのコメント...

Inquisitionなくなっちゃった・・・