第7回Spec紹介はMonk編です。
WoWのSpecはどれもLv80になるとMasteryというStats/Abilityを得られます。
Masteryの効果はClass/Specごとに違っており、その性能がまちまちなのでMasteryが強いClass/Spec、弱いClass/Specがあり、それぞれのStatsの優先順位にバラエティができています。
例えば今回紹介するMonkであれば、WindwalkerではMastery: Bottled Furyが弱めでMistweaverではMastery: Gift of the Serpentがまぁまぁの強さ、BrewmasterではMastery: Elusive Brawlerが強いのでMasteryが最重要のStatsの一つとなっています。
自分のClass/SpecにおけるMasteryの効果と他のStatsの兼ね合いを考えて自キャラを最適化していくのもWoWの楽しみの一つですね。
Monkは暫定最新パッケージのMists of Pandariaで追加されたClassで、拡張の目玉だけあってどのSpecも優秀です。
Classとしての設計はMists of Pandariaに先立って発売された同じBlizzard社のDiablo3に出てくるMonkの影響も見られますね。
Monk専用のEXP取得2倍Buffが報酬としてもらえるDailyクエストがあるので育てるのが楽チンで、気軽に作れるところは何気に最大の魅力かもしれませんね。
■Windwalker
Monk唯一のDPSで武器を持ってても素手で殴るMelee DPSです。
JabやExpel HarmでChiを生成してBlackout Kick, Rising Sun Kick, Fists of FuryでChiを消費するサイクルでDPSをするので基本的にはJab等とBlackout Kick等を交互に繰り返す形になります。
ただしそのサイクルを繰り返すとJab等に必要なEnergyが枯渇してくるので、Energyの回復速度を上げるEnergizing Brewをどんどん使ってできるだけ何かしらSpellを使っていられる状態にするといいでしょう。
このSpecは好き嫌いが分かれるようで、「爽快感がない」、「この爽快感に慣れちゃうと他のClassはできない」と人によってだいぶ意見が違います。爽快感がないという感想は多分にFists of Furyが原因でしょう。
WW Monkの大きなDamage SourceのこのSpell、エドモンド本田のように百烈パンチを繰り出すのですがサウンドエフェクトがしょっぱくて威力の割にしょぼく感じてしまいます。恐らくMonkの中で最も多くなるであろうRace、Pandarenのイメージでコミカルな感じにデザインされたのでしょう。
もう一つの主力Spell、Rising Sun Kickはちゃんとした殴打音でMonk自体の機動力もあいまってWW Monkは素早くてパワフルな肉弾DPSのカンロクですが、Fists of Furyをいざ繰り出すとピコピコピコ…
ともあれ自分に合うかどうかはやってみないと分からないSpecでしょう。DPSのRotation自体は非常にシンプルで割と簡単にそれなりのDamageが出せるようになると思います。
■Mistweaver
ついに実装された第6のHealerはMelee RangeでDPSをしながらHealをするトリッキーなMW Monkです。
MW MonkはTank/Raidが現在どれくらいのDamageを受ける状況にあるか、自分のManaがどれくらいあるのか、この後の展開がどうなるかを考えてどういうHealをするか選択をすることができます。個人的には、楽しいけれどクセがあるのでちゃんとHealしようと思うと難しい、と感じるSpecでした。
Disc PriestのようにDPSでせっかく貢献できるのだからできるだけ攻撃もしていきたい+Healが全体的にまだそれほど大変ではない状況であればJabやExpel HarmでChiを生成してTiger PalmやBlackout Kickを繰り出すことでDPSのようなRotationが組み立てられます。この場合、通常攻撃やSpellでDamageを与えるたびにEminenceとSerpent's Zealの効果で近くのプレイヤーが少しHealを受けることができます。
ずっと攻撃をしていればかなりDamageも出て、LFRで「おっ、DPS8位だ^^」とか悦に入っている裏でHealing Doneが6位(最下位)だったりするので本来のお仕事を忘れてDPSに夢中になりすぎないように気をつけましょう。また、JabのMana Costが高いのでずっと攻撃しているとMana Tea込みでもOomになりがちでした。このあたりはLegendary Gem(Head用)が優秀なようなので持っていれば大分感覚が違ってくるかもしれません。
Tank DamageがきつければTankにSoothing MistをかけながらSurging MistやEnveloping Mistを使ってTank Healを厚くすることができます。もちろんTank以外への単体緊急Healもこの手順を踏むことになります。ただとっさの緊急Healは他のHealerと比べると苦手という印象が残りました。
Raid DamageがきつければRenewing Mist+Uplift、Spinning Crane KickといったAoE Healがあります。
またRevivalのHealの強さには結構感動しましたw MW MonkのBurst Healです。
Spinning Crane KickはAoE Damageを与えることもでき、Leveling中はずっとこればっかりやってれば事足りたのでずいぶんお世話になりましたが、さすがにRaidではHealの主力に使うには頼りないものであるとここで断っておきましょう。もちろん使うべき状況をきちんと認識していれば十分に使えるSpellです。
■Brewmaster
BM MonkはParryやDodgeで攻撃を回避するタイプのTank Specですが、ただそれだけではない特殊なAbilityを持っています。
BM Monk特有のTank AbilityとしてStaggerというPassive Spellがあり、これはDamageの80%がMonkを直撃し、残り20%を10秒間DoTとして徐々に食らうというもので、DoTに変換する量はMastery: Elusive Brawlerの効果によりMasteryのStatsで増え、Shuffleの効果で更に増加します。
常に直撃ダメージが80%以下にダウンするのは非常に有り難いのですが、DoTとして残ったStagger Damageの処理が必要になります。Purifying BrewというSpellでStagger Damageを消去することができるので、DoTが痛くなって来たらこまめに消していきましょう。
BM MonkはBlackout Kickを当てることでShuffleが発動します。6秒間Parry率が20%、Staggerの割合が20%向上するというSelf-Buffで、Tankをするにあたり常に発動させておく必要があります。Shuffleの残り時間はAddon等で管理した方がいいでしょう。体感では6秒はかなり短時間だったので意識的に更新しなくちゃならず、このBuffのせいでBM Monkを忙しく感じました。
BM MonkにおけるChiの使い道はこのBlackout KickとPurifying Brewがベースとなりますが、他にGuardとBreath of FireというChiベースのSpellがあり、前者はDamage吸収シールドを張るDefensive CD Spellで効果時間中は受けるHealの威力も向上し、後者は複数対象にDamageを与えつつDazeさせるAoEで、BossにはDazeが効かないのでAdd専用のSpellです。
Auto-AttackがCriticalになるたびにたまっていくBrewing: Elusive Brewを費やすことで発動できるElusive BrewもBM MonkにとってはStagger, Shuffleと並んで重要なSelf-Buffです。
30%Dodge率が増え、効果時間は費やしたBrewing: Elusive Brewの量によってスケールします。Brewing: Elusive Brewの上限は15stackなので普段はCapしない程度に使いつつ、危険な状況ではStack数に関わらずどんどん使っていくのがいいでしょう。
技が非常に豊富なことでBM Monkは多彩なSpellを使い分ける楽しみがあります。楽しいと同時に使い分けができていないと並以下のTankになってしまうという点で、TankとしてもMonkとしても熟練が必要になるSpecだと感じます。
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