2014/05/03

Hearthstoneをちゃんと紹介⑤Hero紹介【前編】

Hearthstoneにおいてプレイヤーの分身となるHeroは9人おり、その中から1人を選択してカードゲームを行います。
Heroそれぞれの違いは見た目だけではなく、そのHero固有のHero Powerというものがあり、消費コスト2マナを費やせば毎ターン1回ずつ使用することができます。
またカードにはどのHeroでも使用できるNeutralカードとそのHero専用のカードが用意されており、そのHeroの特徴をより顕著なものにします。

今回はそんなHeroのうち、4人を紹介いたします。

Jaina Proudmoore(Mage)
Jaina ProudmooreはWarcraft3とWorld of Warcraftに登場するHumanのMageです。
JainaのHero PowerはFire Blastで、好きな対象に1ダメージを与えるというものです。
このHero Skillは汎用性に優れており、敵HeroやMinionのHealthを調整する普通の使い方もあれば、Divine Shield持ちのMinionからShieldをひっぺがすのに使う事もありますし、またEnrage持ちの味方Minionに撃つ等、使い方に幅があります。


ダメージを受ける度にカードを1枚ドローできる特殊効果を持つAcolyte of Pain。これにFire Blastを撃ち込めばもちろんカードをドローできます。
MageはSpellカードが豊富で、しかも強力なものが多いです。全体除去に優れており、特に相手プレイヤーがMageの時は、相手Manaが7に達したらFlamestrikeを撃てるので終盤はあまりHealthの低いMinionを大量に並べるのを躊躇してしまいます。またIce LanceCone of Cold等、相手を凍らせて1ターン行動できなくするカードも豊富です。
MinionもSpell使用を前提にした特殊効果を持つ者が多く、デッキに組み合わせ易いです。
Flamestrikeを使うと敵Minion全てに4ダメージ。味方Minionとして場に出ているのはSpellを使う度にAttackが+1されるMana Wyrmです。
また、Jainaはコストは3Manaと少しお高いですがSecretカードを使える3人のHeroのうちの1人です。Mirror EntityIce Blockに助けられた人も結構いるんじゃないでしょうか。


Rexxar(Hunter)
RexxarはWarcraft3とWorld of Warcraftにカメオ出演するOrcとOgreのハーフ(だったはず)です。
RexxarのHero Powerは相手Heroに2ダメージを与えるSteady Shotです。JainaのFire Blastと比べ、威力は高いですがHeroにしか撃ち込めないので応用が効かない、ゲーム序盤では相手にプレッシャーが与えられないという点で劣っています。
Rexxarはなんと言ってもBeastカードと相性のいいHeroです。専用カードもBestial WrathKill Command等のSpell Cardは場にBeastがいることで本領を発揮するカードですし、専用MinionもBeast同士で相乗効果を狙うタイプが豊富です。



味方Beastが死ぬ度にAttackが+2、Healthが+1されるScavenging Hyena
RexxarもSecretカードを使える3人のHeroのうちの1人です。遊戯王で言うところのトラップカード的な使い方がされるSecretカードはいかにもHunterっぽいですね。
Explosive Trap発動!敵Hero+Minion全てに2ダメージを与える迷惑なSecretカード。

Anduin Wrynn(Priest)
AnduinはWorld of Warcraftに登場するHumanの王子様です。
AnduinのHero Powerは対象を2ヒールするLesser Healですが、Shadowformのカードを使用するとHero Powerが対象に2ダメージ与えるMind Spikeに変わります。





Shadowform。これで皆が大好きShadow Priestになれるよ。よかったね!
JainaのFire Blastより威力が高く、RexxarのSteady Shotと違い好きな対象に撃ち込むことができる強力な攻撃です。カード1枚分+Manaコスト3のロスをどう捉えるかで使うかどうかが決まるでしょう。
ちなみにもう1回Shadowformのカードを使うとHero Powerが対象に3ダメージ与えるMind Shatterになるそうですが、残念ながら一度もお目にかかった事がありません。

Priestは回復系のSpellばかりだろうと思ったらそんなこともなく、特にShadow Word: PainShadow Word: Deathの使い分けでサクサク敵Minionを除去して場をコントロールするのが巧みです。
また、Healthを2倍にするDivine SpiritやAttackをHealthど同じ数値にするInner Fireに痛い目にあったプレイヤーも多いでしょう。
Power Word ShieldでHealthを+2したあと、Inner Fireを使ったLightwell
PriestのMinionはAnduinのHero Powerを始めとした回復を前提とした者が多いという特徴があります。Healをすることによって結果的にMinionを生かす以上の恩恵を得られるのでShadowformの使いどころはそういう意味でも慎重になった方が良さそうです。
Northshire Cleric。MinionがHealされる度にカードを1枚ドローする。敵MinionがHealされてもちゃっかりカードを引いちゃいます。

Gul'dan(Warlock)
Gul'danはWarcraft2とWarcraft3に登場するOrcのWarlockです。WoWでもWarlords of Draenorで再登場するとかしないとか。
Gul'danのHero PowerはLife Tapといい、HeroのHealthを2支払い、代わりにカードをドローできます。
このためGul'danは終盤多くのHeroにありがちな、カードが足りなくてManaが余るという状況に陥りにくい特徴があります。
ただしHealthを確実に削っていくこの技を終盤でホイホイ使えるほど余裕がある時がそうそうないのも現実ですが…w
序盤にカードアドバンテージを取る為にLife Tapを使うのもありですが、Manaコスト2も支払うので、その分のカード使用が制限されてしまうのであくまで場の状況を見て使う事になるでしょうか。
終盤カードが尽きたのでLife Tapでカードをドロー。Healthの残り量を考えると薄氷を踏む気分です。
Warlockの専用カードは強い代わりにデメリットがある、というものが多いです。
Manaコスト1で最初のターンから出せるFlame Impは場に出した瞬間に味方Heroに3ダメージ与えるというありがたくない特殊効果があります。
また、使用すると他のカードをRandomで捨てる、というカードも複数あり、カードを得やすいWarlockと言えどなかなか手痛いです。
Doomguard。Manaコスト5でこのStats、Charge持ちと非常に強力ですが、手札を2枚捨てさせられます。
Spellカードは強力ですが場にあるMinion全てに影響を与えるもの等、味方にまで影響を与えてくるので自分も疲弊しつつ、相手に消耗戦を強いるゲームが多くなりそうです。
場のMinion全てを抹殺するTwisting Nether。場の均衡が明らかに相手有利で手札が相手より強力と読むなら使う価値があります。

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